(志野焼)「鬼萩茶碗」 (銘)山渡の季 節約 山根清玩 作

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(志野焼)「鬼萩茶碗」 (銘)山渡の季 切割高台付き 山根清玩 作 口径14.0〜14.5㎝ 高さ9.0㎝ 割高台9.0㎝ 613g 共箱、共布、陶歴付き 大ぶりのお茶碗にどっぷりとかけられた白萩釉の間から多からず、少なからず適度に表出した梅花皮が、まさに小川に降り注いだ雪と氷の間を流れる水のような景色を醸し出していて、人里離れた森閑とした森の中にいるような静けさと安らぎを感じさせるような茶碗です。これまた三輪休雪の鬼萩茶碗とは似て非なるものがあります。 まさに生涯、師となる者に付かず、独学で研究を続けてきた作者の真骨頂となる作品で、彼の強い信念と心意気が感じられます。 山根氏の数ある梅花皮茶碗の中でも、この作品の形状は極めてどっしりとして安定感があり、手持ち感が見かけほど重く感じられないのが不思議なくらいです。 彼曰く: 「おのずから兵法の道にあうこと、我五十の頃なり、、、以来尋ねるべき道なくして、光陰を送る兵法の剰に任せて 諸芸諸能の道となせば、、、 万事おいて我に師匠無し。 (銘) 「山渡の季」 山の中のかちわたり(徒渡/徒渡りの季節の意 (山根清玩陶歴) 武術の道より陶芸活動に入った異色の陶芸家。 空手道場の師範として30年のキャリアを持つ。特別の田圃から取れる藁灰釉を使用した青萩が特に有名。 昭和27年 萩に生まれる 昭和45年 山口県立萩高等学校卒 昭和47年  少林寺拳法流、極真会館流、新国際空手道連盟「芦原会館」流にて武術 の道を志す 昭和49年  道場闘魂塾を開く(以来空手道場の師範として今日に至る) 昭和62年 物事の摂理を陶芸の世界に求め、ろくろを独学で学ぶ。一年掛け独力で築窯 、独自に釉薬および粘土の研究を始める 平成 2年  吉田萩苑直門の勧めにより、第3回萩焼祭出展、好評を博す(以後13回出展) バブル景気の煽りで包装材料総合商社を退社、萩焼窯元光彩庵設立  平成4年 青萩の研究を始める 平成10年 ギャラリー「吟風庵」(玖珂町)にて個展 平成13年 ギャラリー「やまほうし」(萩市)にて新世紀展 平成14年 清玩ブルー完成する 平成15年 ギャラリー「ラ・セーヌ」にて「土と銅」山根清玩・遊洋子展 新都画廊(兵庫県芦屋市)にて山根清玩作陶展 平成16年 萩陶芸家協会展出展(山口県立萩美術館)

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