非常に優れた給電部です。
ロングワイヤーのように張ってください。アースは全く不要です。張ったらすぐに使えます。
同軸コネクター以外の金属は全てステンレスを使用しています。錆びの心配はありません。
外装部材のつなぎ目はコーキング処理をしています。寒暖差による内部の結露の問題は下部に小穴を開けることにより対処しています。全く問題はありません。
1本のエレメントでマルチバンドで使えたり、エレメントの長さを変えるとモノバンドのツェップタイプとしても使えます。移動運用で朝から晩まで運用する場合、４２mのエレメントを張ると３．５～２８MHｚまで８バンド使えます。1.8MHz用でしたら1.8～50MHｚまで1本のエレメントで運用可能です。今までのツェップは共振回路を入れておりますが、この給電部はトランスを利用しています。飛びは普通のダイポールやツェップと同じです。ご安心ください。
短い運用時間でしたら、１０MHｚとか１４MHｚにあった（1/2λ）エレメントを張るとモノバンドで使えます。この給電部１個と色々な長さのエレメントの組み合わせでどの周波数ででも運用できます。
内部の構造材を変更して高耐圧のものを作りました。１００Wの出力で1分間のCW キーダウンで耐電力の試験をしましたが出力及びSWR値に変化は見られませんでした。
EFHW（End Fed Half Waves Antenna)と呼ばれています。
エレメント４２mを張れるのなら非常に便利なアンテナです。１本のエレメントで色々な周波数にQRVできます。移動運用でこのアンテナを張っておけばコンディションの変化によりQRVできる周波数が変わってもすぐに他のバンドに移れます。コンテストの時など非常に重宝します。
耐圧はCW２００Wです。少し大きくなっていますが設置には問題ありません。
写真はチューナーを入れたとこの無線機（FT450)のSWRの値です。
AA-55 Zoomによる5周波同時測定のSWR値も参考にしてください（チューナーは無し）
私のブログの移動運用のアンテナ（リンク）の所にも色々なアンテナのことを書いています。

エレメントはほかに
２０ｍ＋コイル＋約６m（短縮型３．５MHｚ用）３．５・７・１４・２１・２８はSWR≦２  １８・２４はSWR≦３  １０MHｚはSWR≦５
２０ｍ（７MHｚ用）７・１４・２１・２８はSWR≦２  １８・２４はSWR≦３  ３．５，１０は無理
のエレメントも利用できます。
モノバンドの給電部としても使えます。
エレメントを選ぶことによりマルチバンドのアンテナになったり、単一周波数（モノバンド）のアンテナになったりと 色々楽しめる不思議な給電部です。マルチバンドの記事（リンク）を参考にしてください。

アースは不要です。
エレメントは別売になります。

①エレメント４２ｍ・・・・・・・・１５００円     (3.5/7/10/14/18/21/24/28)②２０ｍ＋コイル＋６ｍ・・・・２０００円     (3.5/7/14/21/28)③２０m・・・・・・・・・・・・・・・・・・８００円です。     (7/14/21/28）④1.8MHｚ用フルサイズ エレメント（ステンレス撚線）・・・・・・４０００円     (1.8/3.5/7/10/14/18/21/24/28)⑤１．８/１．９MHｚ用短縮型エレメント（ステンレス撚線＋コイル）・・・４５００円     (1.8/3.5/7/10/14/18/21/24/28)⑥１０/１８/２４MHz用エレメント（トラップコイル入り） ４０００円     (10/18/24)
調整によりSWRは上下します。又、設置環境によりSWRは変わりますのでご了解ください。給電部製作後、実際にアンテナを張って確認作業を行っています。
エレメントが必要な方は落札後、種類をお知らせください。

42mエレメントが張れるのであればお勧めのアンテナです。３．５MHｚ～２８MHｚまで同調が取れるので１本のエレメントでQRVできます。エレメントは短縮していないのでどのバンドもストレスなく運用できます。高い周波数の場合は若干ですがゲインがあります。


若干価格は高めになっていますが、高耐圧コンデンサの価格が高騰しています。申し訳ございません。
４２ｍは長いので直線では張りにくいです。折り曲げて張ってみました（リンク）
1.8MHｚ フルサイズで測定してきました。１．８MHｚ フルサイズ（ステンレス撚線）の確認