見て頂くとわかりますが、痛んでるし、汚れてるし…な薬箪笥です。 でもすごく絵になるので玄関にあるだけで空気が変わりました。 引出しはすべて滑らかに動きますが、内部は虫穴や汚れがあります。 飾り台として使っていたので全く気にしていませんでしたし、とても昔の物ですから当然だろうと思っていました。 その様な大らかな慈しみの気持ちで木の道具を見て頂ける方でないとこの引出しは廃棄物になってしまうと思います。 昔は薬箪笥だったかもしれませんが、引出しにうっすら「豆」とか書いてあるので種箪笥として使用したのではないのかと思っています。 原型を留める引き手は１個のみですが、安全ピンとか針金とかで引き手を工夫してあります。 昔の人が愛おしみ、使ってきた形跡が素敵です。 寸法（センチ） 本体　 巾　５９．５ 奥行２５．５ 高さ３０．０ 引出し 巾　９．５ 奥行２４．５ 高さ９．５ 一つ引出しが抜けていたので家具屋さんに作って貰いましたが、新しい物は抜いて置物や野花を飾るのも素敵です。 引出しは仕切りがある物とない物があります。また、裏側には番付がされてて定位置があるようですが、違う場所に入れてもちゃんと動きます。 傷や汚れにも愛着を持って頂ける、古道具を愛する方にお願い致します。